SANTANA BROTHERS / 1994年9月発売 |
SANTANA も MILAGRO で終わりにしようと思っていましたが、もう1作どうしても取り上げておきたいアルバムが残っていました。
この SANTANA BROTHERS は MILAGRO から2年後に発売されたアルバムで
BLUES FOR SALVADOR と同様、バンドとしての SANTANA とは別の Carlos Santana 個人のアルバムです。弟の Jorge、 甥の Hernandez との共作です。音楽的には MILAGRO の延長と考えてよい内容ですが、ボーカルなしのギタープレイのみのアルバムとなっています。日本ではあまりなじみのないアルバムですが、聴いてみると全曲素晴らしい、隠れた名盤と言ってよいかもしれません。
クレジットによると Carlos Santana が 単独でソロをとっているのは 3.Luz Amor y Vida と 6.Blues Latino のみとなっていますが、他の曲でも誰が弾いているのかよくわかりません。しかし Carlos Santana の Paul Reed Smith というギターは ちょっとこもったような甘い音が特徴なので なんとなくわかる部分があります。
4.En Aranjuez Con Tu Amor (アランフェス交響曲) はこのアルバムの圧巻で バンドとしての SANTANA のアルバムには まず収録されない曲でしょう。 5.Contigo は いかにも Carlos Santana らしい素晴らしい曲です。
このアルバムは かなり SANTANA を聴き込んでいる人しか知らないアルバムですが 3人のギタリストがのびのびとプレイしており、是非聴いていただきたいアルバムです。しかし、現在では 入手困難な様です。